2010 02-07

紫薫子の会


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   2月6日(土)12時からきゅりあん小ホールで「第一回 紫薫子の会」が開かれました。
 12時からロビーで茶道のお点前がされました。着物を着た女の子たちがお盆にのせたお菓子やお茶碗を持ってくる姿はたいへん愛らしく、お茶を振る舞われるお客様方は思わず笑みを浮かべていました。

舞台の方は藤間しゅう瀧先生と花柳みち薫先生の日本舞踊長唄「末広がり」で幕開けです。
美しい所作に日本の文化の形を見ました。

子供の日本舞踊の前に、井戸理恵子先生に五節句の解説をしていただきました。人日、上巳、端午、七夕、重陽の五節句です。

初詣、紙雛、端午、七夕、菊づくしの5つの踊りをお稽古した子供たちが披露しました。
お化粧をして、衣装をつけた子供の舞台をつくってくださったのは松竹大道具さん、松竹小道具さんで、後見は西川大樹氏、西川右一氏と一流です。衣装も日本演劇衣装、お化粧は元宝塚のみち薫先生とお一方...子供たちは本物の舞台を体験させてもらったのですね!

続いて子供たちの小噺とリレー落語です。
自己紹介で小噺をやって名前を言うと、笑いとともに拍手が起こりました。
そして本邦初公開6人でのリレー落語です。みんな一席全部できるのですが、時間の関係などでリレーになりました。1人に二回ずつ演じます。これはやってみるとなかなか難しいです。
しかし、子供たちはスムーズにバトンタッチし、客席の笑い声も大きくなっていき、見事に演じきりました。
他の方と子供たちの話をして思いがけずウルッときました。

休憩をはさみ、林家花さんの紙切りです。ほとんどの方が初めて目の前で見る紙切りに感嘆していました。

そして私は落語「茶の湯」。お点前の後で茶道の先生もいらっしゃる中でオーッノー!
後で茶道の先生が「高いお茶碗はああいう風するのよ...」とお話してくださり、勉強になりました。

さあ、締めくくりはしゅう瀧先生とみち薫先生の日本舞踊「君が代松竹梅」、千年変わらぬ松、百花に先駆けて開花し香りを放つ梅、生命力のある竹の表現に伝統の美しさと力強さを感じました。

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