石の会という句会がある。同級生の方々が毎月飲もうという会だったそうなのだが、どうせ集まるのなら何かやろうと俳句を始めたそうだ。その会が7月31日に百回目を迎えた。
私は少し年下なのだが、宗匠を頼まれた女性の方のご縁で参加させていただいている。有難うございます。
百回というと月一回で9年目ということになる。社会のそれぞれの分野で第一線だった方々の句は個性的だ。第百回の高得点句から掲載させていただく。
幾万のいのちの灯火蛍飛ぶ 泰山
とぼとぼと重き足取り滲む汗 鳥閑
つかの間の帰宅や汗の防護服 摩天
汗拭い見上げる空の青さかな 素頓
原の汗ニッコウキスゲを渡る風 一兎
毛先から汗飛び散らし夢中の子 惟波(麻入汰)
汗を拭く少年今や大投手 一桂
ハイビジョン飛び散る汗も美しく 鈴蘭
「落語らくご」という会をやらせていただいています。今年で四年目、七回目になります。
内幸町ホールで始まり、その後、俳優座劇場と国立演芸場で隔年に催し今回は国立演芸場で開催いたします。
「落語らくご」というタイトルのように、出演は落語家ばかりです。私が二席やらせていただき、先輩真打、若手真打、二つ目、前座の方々に一席ずつやっていただくという番組です。
その噺家の個性によって同じ噺でもかなり違って聞こえます。
落語のストーリーに乗って出てくるのは演者自身の人間なのです。
7月18日(月)18時より開幕いたします。
出演は三遊亭竜楽、三笑亭夢花、柳亭こみち、桂宮治と桂右團治です。
どのような人間像が見られますか…
晴海のトリトンスクエアにある住商グローバルロジスティックスさんの SGLカレッジ に講師として伺った。
定期的に開催されていたそうだが、前回テニスプレイヤーを講師に招いてから一年ぶりだそうだ。
会場は会議室だが、レンタルの寄席セットを使って見事につくってくださっている。前半分には座布団が敷き詰められている。高座の高さを上げるために関連会社から資材の提供をいただいたり、随所に工夫をしてくださった。
「落語とコミュニケーション」というテーマだったので、まず落語の中に出てくるコミュニケーションについて、続いて落語界におけるコミュニケーションについてお話しした。
前座の修業について話すとたいがいの方は「はぁ〜…」と言って驚かれる。上下関係間でのコミュニケーションは確かに独特なものだ。
しかし我々の世界の風習は形は少しずつ違っていても社会全般にあてはまり、伝統の継承と未来の発展を目指してのことなのだということを述べた。
ここまでは立っての公演、この後が高座に座っての落語の時間だ。落語の中に出てくるコミュニケーションで話した、ハっつぁんと大家さん、ハっつぁんと隣のお婆さんの出てくる噺をした。
会場は若い方でいっぱいで、落語を聴くのが初めての方も少なくなかったと思うが、噺の流れを感じ取る感性と笑うパワーをお持ちだった。
笑いは世代を超える、伝統文化は時代を超えるということをかんじた。
写真は打ち上げのもんじゃ屋さんでフレッシュマンがつくってくれた チーズ・餅・明太子もんじゃ。