Archive for the ‘できごと’ Category

2010 09-05

藤盛会


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御世話になっている九段の稽古場の大先生 藤間秀扇 先生が、国立大劇場での藤盛会東京支部舞踊会 夜の部の最後の曲を踊られた。昼の部の最後の曲は藤間勘右衞門 先生の「松」だ。
三人の先生方と「芝居好みの数え唄」を踊られた。至芸のハーモニーを拝見いたした。

先生は普段は優しくて厳しい先生だが、舞台の上での輝きの強いオーラには目を見張るばかりだ。

芸とはなんだろう?

2010 08-07

青梅市の酒蔵


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奥多摩の小澤酒造さんの酒蔵の見学をさせていただいた。酒のペンクラブの行事に参加させていただいた。
創業元禄15年という歴史ある蔵元だ。 その創業当時からの蔵を見せていただく。高い天井、木の光沢、独特の香り...風格を感じた。
山田錦というお米を使ってお酒をつくるそうだ。65%精米し、使うのは35%。
米を蒸すところ、麹をつくるところ、貯蔵するところにも特別に案内してもらう。
仕込みに使う水には二種類あり、蔵の井戸は硬水、山の井戸は軟水だそうだ。例えば灘の酒は硬水、伏見の酒は軟水を使っているのだそう。

澤乃井櫛かんざし美術館にも見学に行く。
櫛には梳き用、とき用、飾り用があり、材質、装飾などがたいへん多種類にわたっている。 鼈甲の櫛というのが最高級で、鎖国していた時代は密輸品であり、鼈甲の櫛一つで家が一軒建ったという。
鼈甲の簪もたいへんな高級品で、先が耳かきになっているのは、これは装飾品ではありませんよ、実用品の耳かきですよという、贅沢禁止令に対する言い訳のためであったという。
太夫や花魁がさしていた簪は鼈甲に見せかけた馬の蹄だったそうだ。年月を経ると両者の色合いは違ってくるそうで、なるほど江戸時代のものはかなり色が違って見える。

2010 07-17

落合蛍


おとめ山公園でホタル鑑賞会があった。
入口への誘導や受付などで地域の方が働いていらっしゃる。
園内に入ると真っ暗闇で、ここそこに灯りを照らしてくださる方がいらっしゃる。
でもほんとに真っ暗。初めてだし、「ほたるはどこにいるんですか?」と聞くと、「ここずっと行って左手にいます。」
どこだろう、どこだろう...あ、いた! 四角い囲いの中にいっぱいいました。白い点、点、点、点...あ、飛んだ!ピューッと飛ぶと光が線を描く。
ここだけなのかな?出口が見えてきた。すると目の前の幕を係の人がめくった。「どうぞ。」
「はい。」なんだろう、また真っ暗。......いた!また四角の中にいっぱい白い点。しばらく見ていた。
後ろから夫婦連れの方。籠に入れてある。「やっぱり蛍、育たないんだね。」
あーそうか、放し飼いして鑑賞するほど数がいないんだ。
落合は水がいいので、染め物と蛍の産地である。
地域の人々で自然環境を守ってきた歴史があるが、これからもこの自然を受け継いで守っていただきたい。
おとめ山公園は拡張されることが決まっている。

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