2011 06-14

落語とコミュニケーション


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晴海のトリトンスクエアにある住商グローバルロジスティックスさんの SGLカレッジ に講師として伺った。
定期的に開催されていたそうだが、前回テニスプレイヤーを講師に招いてから一年ぶりだそうだ。
会場は会議室だが、レンタルの寄席セットを使って見事につくってくださっている。前半分には座布団が敷き詰められている。高座の高さを上げるために関連会社から資材の提供をいただいたり、随所に工夫をしてくださった。
「落語とコミュニケーション」というテーマだったので、まず落語の中に出てくるコミュニケーションについて、続いて落語界におけるコミュニケーションについてお話しした。
前座の修業について話すとたいがいの方は「はぁ〜…」と言って驚かれる。上下関係間でのコミュニケーションは確かに独特なものだ。
しかし我々の世界の風習は形は少しずつ違っていても社会全般にあてはまり、伝統の継承と未来の発展を目指してのことなのだということを述べた。
ここまでは立っての公演、この後が高座に座っての落語の時間だ。落語の中に出てくるコミュニケーションで話した、ハっつぁんと大家さん、ハっつぁんと隣のお婆さんの出てくる噺をした。
会場は若い方でいっぱいで、落語を聴くのが初めての方も少なくなかったと思うが、噺の流れを感じ取る感性と笑うパワーをお持ちだった。
笑いは世代を超える、伝統文化は時代を超えるということをかんじた。

写真は打ち上げのもんじゃ屋さんでフレッシュマンがつくってくれた チーズ・餅・明太子もんじゃ。

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